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2010年05月11日

シューマンチヂの火ヌ神

近況報告 第2弾
 シューマンチヂ(遠見台・旗の合図場所)
             わったぁ~敷地(じぃ~ち) 神様いっぱい?



22.5.3(月) 快晴
 沖縄で七宮の御願(うぐぁん)を行ったときに、私の実家の前の小高い丘には、※集落の火ヌ神様がいらっしゃるので、時間があるときに確認してみなさいと言われました。当初は同級生のhiko君と二人でと思っておりましたが、単に人は多い方がよいのでは・・・・。正月に前の家のおじさんにも相談をしておりました。今回は総勢7名でユンボも投入、4トントラックでの草木搬出7回、とんでもない作業でした。結果、丘の南の方角(沖縄の方向)に「まー石」がたくさん発見されました。また、8日(土)には、和泊町歴史民俗資料館の先田先生や町会議員の島さんなども訪れ、古代の土器のかけらなども発見、非常に価値の高いものであると言ってました。今後は、火ヌ神様かどうかの確認をして、そうであればしっかりと御願(うぐぁん)ができるような環境造りをする予定。
                          ※沖縄の集落の火ヌ神は、3つの石を祀ってあることが多い。
 村人の言い伝えでは、その昔、旗を立てて合図をしたところの一つで、山側を「チヌグチ」、海側を「シーキャンドー」、真中に位置するこの丘を「シューマンチヂ」と呼んでいた。また、平良さんの※祖父(先窪)が中心となり、旧暦8月15日にはこの丘で酒盛りをしていたそうである。そのほか、シニグ祭(男祭)には、神様を山からお迎えする際の集落の入り口としての重要な場所あったとか、侍がシーキャンドーまで馬の競争をしたときの休憩場所であったとも言い伝えられている。
                                            ※平良先窪(昭和43年没85歳)

     作業に参加してくださった皆さん 本当にお疲れ様でした。(しにだれてぃんどぅ・・・)
   写真前列左から外山さん、hikoさん、黒田さん、後列左から外山さんの二男、外山さんの長男
シューマンチヂの火ヌ神

シューマンチヂの火ヌ神 シューマンチヂの火ヌ神 
                丘の南方端(沖縄の方向)に置かれた「まー石」 

シューマンチヂの火ヌ神 シューマンチヂの火ヌ神
        丘の東(チヌグチが見える)               丘の西(シーキャンドーが見える)



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この記事へのコメント
おはようございます。

もう、2年ほど前になるかなぁ、
県立芸大で、御嶽講座が半年間行われ、
受講してきましたが、

今日の日記を読んでいると、
御嶽と、集落の成り立ちだったかな、その時の講座のようすが、
パ~~ンと蘇ってきました。

うちは、講座でしか、イメージできなかったけど、
日記を読んでいると、
な~~るほど~~と思え!

すぐにその場を見れるのなら、
見てみたいとも思えたくらいでした!

とっても、大事な場所だったんでしょうね。
埋もれていた歴史を掘り起こすってのは、
ときに難儀なことでしょうが、
その土地の歴史の一ページが開く瞬間に、
たちあえたんですね。
なんだか、ロマンを感じます。
Posted by す〜み〜☆ at 2010年05月11日 06:49
す~み~☆さん   こんばんわ!
実際に講義を受けられてたことは非常に驚きです。
2年ほど前には、このような御願をすることなど・・・・

そうですねぇ! 我々夫婦のここ1年半を短編小説(アニメ)にしたら
共感を呼ぶかもしれませんね。
正直 ここまで真っ正直に書くのも 自分自身悩みましたが
プロフィールにあるとおり
御先祖や御願の根元探しの役に立てればと綴っております。

在沖勤務残すところ1年になり、物理的(時間的)なリミットがあるなか 
効率的に進められたらと思っております。

  明日は当番で泊まりです。 それでは おやすみなさい。
Posted by aiki77aiki77 at 2010年05月11日 21:25
 
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